健康>噛むってこんなに大切！咀嚼機能の秘密

■噛むってこんなに大切！咀嚼機能の秘密■

よく噛んで噛み砕く過程を『咀嚼』といいますが、咀嚼は歯の力
だけで行う単純なものではないことを知っていますか？歯は食べ
物の中に髪の毛が混じっていてもそれがわかるくらいに高性能の
感度を持っています。口の中で噛み砕かれた食べ物の形状等を脳
に伝送しています。脳は顎を動かす関節や筋肉などを微妙に指令
によって動かしているのです。

咀嚼には主に次のような効能が期待されます。
�@唾液の分泌を促進する
�A胃腸の働きを促進する
�B歯の病気を予防する
�C脳への血流を促進する
�D肥満予防
その他にも骨粗鬆症や生活習慣病の予防も期待され、咀嚼が体全
体の健康に関わっていることがわかると思います。

しかし、現在の食生活をみると、やわらかい食べ物が好まれてお
り、よく噛まなくても飲み込めるため、咀嚼回数が昔と比較して
もかなり減少しているといわれます。『たかが噛む回数くらい』
と、よく噛まない生活を送っていると、咀嚼機能は退行していき
ます。唾液の分泌が少ないために消化がうまくできず、胃腸への
負担が増大し、虫歯や歯周病が起きやすくなるなどの弊害が起こ
ることもあります。


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咀嚼機能をよくすれば、体の機能全体が若返り、長生きにも繋が
ります。寝たきりのお年寄りで、歯の治療をしてよく噛むように
なったら歩けるまでに回復した、という報告もあります。『よく
噛む習慣』をつけるような食生活を心がけましょう。