健康>骨と心身の健康は大丈夫？カルシウム摂取を阻害するアレの秘密

■骨と心身の健康は大丈夫？カルシウム摂取を阻害するアレの秘密■

カルシウムが体内に不足すると、イライラの原因になります。ま
た、カルシウム不足の状態が長く続くと、骨の健康阻害として、
『骨粗鬆症』を引き起こします。これは骨のカルシウム量が減少
して骨がスカスカの状態になる病気です。こうなると、骨折しや
すくなるため、一旦骨折してしまうと、入院している間に筋肉も
落ちてくるため、場合によっては寝たきりの状態になる、という
ことも少なくありません。

骨粗鬆症を防ぐためにも、カルシウム摂取を阻害するものを理解
しておく必要があります。喫煙や飲酒はカルシウムの吸収を阻害
します。喫煙や飲酒はしない、という人でも気をつけなければな
らないものが、実は食材の中あるのです。

それは、『塩分』と『リン』です。塩分はカルシウムを対外に排
泄する作用があります。健康のためにも、塩分の一日の摂取量は
極力（多くても一日１０ｇ未満）控えるようにしましょう。また
カルシウムとともに骨を形成しているミネラルである『リン』も
摂りすぎに注意が必要です。カルシウムとリンは、２対１の割合
で摂取すればカルシウムの吸収が良いのですが、この比率を超え
てリンを摂取するとカルシウムは利用されずに対外へ排泄されて
しまうのです。リンは、インスタント食品、清涼飲料水、加工食
品等に多く含まれます。これらを摂りすぎると、カルシウムが多
く含まれている食材をいかにたくさん摂っていても、対外に排泄
されてしまうことになりますので、食生活の見直しも大切になり
ます。